History
RICCAR (リッカー) ミシン復刻までの歴史とストーリー
リッカーミシンの歴史は、昭和初期にさかのぼります。リッカー(RICCAR)ブランドは、第二次世界大戦後の1939年に創業者・平木信二により前身となる【日本殖産工業】を設立から始まります。
創業当初は食品の加工販売・輸出を行っていましたが、1943年に理化学工業株式会社に社名を変更し1948年に東京都立川市にてミシンの生産を開始。社名をリッカーミシン株式会社に変更したことで本格的にミシン産業へと進出していきました。

リッカーミシンは、その耐久性と操作性の良さから多くの家庭で愛され、日本を代表するミシンメーカーへと成長しました。
高度経済成長期には各家庭にミシンが必需品として置かれることが多くなり、グッドデザイン賞の受賞などもあってリッカーブランドは急速に知名度を上げました。
また、創業者による浮世絵美術館の開設や、リッカー陸上部・硬式野球部の活躍など、文化・スポーツ面でも社会に貢献してきました。


しかし、市場の変化とともにミシンの製造は一時停止に。
RICCAR(リッカー)ブランドミシンは一時的に市場から姿を消すこととなってしまいましたが、その間も多くのファンが復活を熱望していました。
そんな期待に応えるべく、2020年に「株式会社NO EXCUSE」による復活プロジェクトがスタートし、2022年には商標権を取得。そして2024年、「リッカーニードルパンチミシン」という新しいモデルをもって、待望の復活を果たしました。
クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」にて実施した先行予約販売のプロジェクトでは、目標の931%を達成。
多くのファンの皆さまの支持を受けて、念願のRICCAR(リッカー)ブランドの復活を果たすことができました。


1955年,1964年
柳宗理(やなぎそうり)モデル
日本を代表する工業デザイナー、柳宗理(やなぎそうり)氏によるデザインミシンは、リッカーの歴史において特に象徴的なモデルとして知られています。
柳宗理氏のデザインによるミシンは、単なる家庭用電化製品の枠を超え、工業デザインの優れた例として評価されました。
このモデルは、リッカーのブランド価値を高めただけでなく、日常生活におけるデザインの重要性を広く知らしめるきっかけとなりました。
年表
- 1939年 : 創業者は平木信二によって設立。設立当初は食品の加工販売・輸出を行う株式会社として設立。
- 1943年 : 「日本殖産工業」から理化学工業株式会社に社名を変更。
- 1948年 : 東京都立川市にてミシンの生産を開始。
- 1949年 : 社名をリッカーミシン株式会社に変更。本格的にミシン産業への参入を果たす。
- 1955年 : 日本を代表するインダストリアルデザイナー「柳宗理」によりデザインされたモデル「RW-5」を販売開始。
- 1957年 : 家庭用ミシン「RW-5」がグッドデザイン賞を受賞。アンティーク調でアメリカナイズされたデザインで人気を博した。
- 1961年 : 東京、大阪、名古屋証券取引市場1部上場。
- 1963年 : 新本社ビル完成により本社を東京都千代田区鍛冶町から東京都中央区銀座に移転。
- 1964年 : アメリカにて子会社としてRiccar America Company 設立。
- 1967年 : フランスにてRiccar France SA 設立。
- 1963年 : 生産工学、生産技術の研究開発、および高度生産方式の実施等に関する顕著な功績に対し表彰される「大河内記念技術賞」を受賞。リッカーのミシンが持つ「高い精度と耐久性」が評価され受賞に至る。
- 1969年 : Riccar Europa GmbH 設立。
- 1970年 : 日本万国博覧会でワコールと共同でパビリオンを出展。このパビリオンは、当時注目されていた「家庭用電化製品」と「美と機能の融合」をテーマにしており、斬新な展示で来場者に高い評価を受けた。
- 1973年 : 社名を「リッカー株式会社」へ変更。
- 1978年 : イギリスに子会社「RICCAR UK」を設立。
- 1994年 : ダイエーファイナンス等と合併し、ダイエーオーエムシー(のちのオーエムシーカード→セディナ)になる。
- 2004年 : オーエムシーカードは子会社のリッカー販売を、ヤマノホールディングコーポレーション子会社の「かねもり」に営業譲渡する。
- 2022年 : 株式会社ヤマノホールディングスは「RICCAR(リッカー)」のブランド商標権を株式会社NO EXCUSEへ譲渡へ。
- 2024年4月 : RICCAR(リッカー)ミシン復活第一弾・糸のいらない不思議なミシン『ニードルパンチミシン』をMakuake(マクアケ)にて先行予約販売開始。
- 2024年6月 : RICCAR(リッカー)ニードルパンチミシン「糸のいらない不思議なミシン」のクラウドファンディングプロジェクトが、目標金額に対して931%達成!!
- 2024年9月 : RICCAR (リッカー)ニードルパンチミシン「糸のいらない不思議なミシン」の一般販売を正式に開始。
シリーズ

1939年〜
足踏み型黒ミシン
足踏み型黒ミシンは1939年から発売されたリッカーの主要なミシンです。箱型タイプミシンと共にとても広く愛用されたシリーズです。

1970年〜
マイティシリーズ
「電子のお針箱」というキャッチコピーで知られるリッカーマイティシリーズは、1970年代に登場し、日本の家庭で幅広く愛されました。
このシリーズは操作性の良さと耐久性で評価され、多くの家庭で裁縫の楽しさを提供しました。特に「NC-3型」などのモデルは、時代のニーズに応えた画期的なデザインが特徴です。

2024年〜
ニードルパンチシリーズ
2024年に復活を果たしたリッカーの象徴的なシリーズです。このシリーズは「リッカーブランド復活プロジェクト」の一環として登場し、クラウドファンディング「Makuake」にて大成功を収めました。
「リッカーニードルパンチミシン」は、新たなリッカーのブランドコンセプトを象徴するシリーズです。
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